Zabbixで始めるインフラ監視入門|インストールから監視設定まで

現場実践|インフラ監視
Zabbixで始めるインフラ監視入門
インストールから監視設定まで
「インフラ監視ツールを触ったことがない」——オープンソースの定番監視ツールZabbixの仕組みと、基本的な監視環境の構築方法を解説します。
💡 Zabbixはオープンソースで商用利用も無料の監視プラットフォーム。国内SES案件・中堅企業のインフラ監視で広く使われており、経験があると評価が高い技術です。
1. Zabbixとは
まず、ZabbixはZabbix LLC(ラトビア)が開発するオープンソースの企業向け監視プラットフォームです。サーバー・ネットワーク機器・クラウドリソース等の状態を一元管理し、異常検知時にアラート通知を行います。
2. アーキテクチャ
Zabbix Server
監視の中核。データ収集・分析・アラート処理を担う。DBはMySQLまたはPostgreSQL。
Zabbix Agent
監視対象サーバーにインストール。CPU・メモリ・ディスク等の情報を収集してServerに送る。
Zabbix Web(GUI)
ブラウザで監視状況を確認・設定変更できるWebフロントエンド。
3. 監視の基本概念
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| ホスト | 監視対象のサーバー・機器 |
| アイテム | 監視する具体的な項目(CPU使用率・メモリ使用率・ping等) |
| トリガー | アラートを発火する条件(例:CPU使用率が80%を5分間超えた場合) |
| アクション | トリガー発火時に実行する処理(メール通知・Slack通知等) |
| テンプレート | 監視設定のひな型。同種のサーバーに一括適用できる |
4. 監視設定の流れ
1
ホストを登録する
監視対象サーバーのIPアドレス・ポートをZabbix Webから登録する。
2
テンプレートを適用する
「Linux by Zabbix agent」等の公式テンプレートを適用するだけで一般的な監視項目が自動設定される。
3
トリガーのしきい値を調整する
デフォルトのしきい値が環境に合わない場合は「CPU>90%が5分継続」等に調整してアラートノイズを減らす。
4
アクションでSlack通知を設定する
Zabbix 6.0以降はSlack・Teams等のWebhook通知が標準で設定できる。
5. 運用Tips
- テンプレートを活用する:公式テンプレートライブラリには500以上のテンプレートがあり、製品名で検索して即適用できる
- メンテナンス機能:計画メンテナンス時はホストをメンテナンスモードにしてアラートを抑制する
- ダッシュボードをカスタマイズ:よく見るグラフを1画面に集約してチームで共有する
📌 この記事のポイント
- ZabbixはオープンソースでServer・Agent・Webの3コンポーネント構成
- ホスト登録→テンプレート適用→トリガー調整→通知設定の4ステップが基本フロー
- 公式テンプレートを活用することで設定工数を大幅に削減できる
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