Zabbixで始めるインフラ監視入門|インストールからアラート設定まで

現場実践|インフラ監視
Zabbixで始めるインフラ監視入門
インストールからアラート設定まで
「障害が起きてから気づく」から「障害が起きる前に検知する」へ。オープンソースの定番監視ツールZabbixの基礎から実践的な設定まで解説します。
💡 Zabbixは国内インフラ現場で最も普及している監視ツールのひとつ。Zabbixを使いこなせるエンジニアは運用監視案件で即戦力として評価されます。
1. Zabbixとは
まず、ZabbixはZabbix SIA(ラトビア)が開発するオープンソースの統合監視プラットフォームです。サーバーのCPU・メモリ・ディスク・ネットワーク等のメトリクスを収集・可視化・アラート発報できます。エンタープライズ機能を無料で利用できる点が国内企業に普及している理由です。
2. 基本概念
Host(監視対象)
監視するサーバー・ネットワーク機器。IPアドレスと監視方法(ZabbixAgent・SNMP等)を設定する。
Item(監視項目)
収集するメトリクス。CPU使用率・メモリ・ディスクI/O等の監視値を定義する。
Trigger(アラート条件)
アラートを発報する条件。「CPU使用率が90%以上5分間継続」等の閾値を設定する。
Action(通知方法)
Triggerが発火した時の通知先・通知方法(メール・Slack・SMS等)を定義する。
3. インストール概要(Rocky Linux 9の場合)
# Zabbixリポジトリの追加
rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/7.0/rocky/9/x86_64/zabbix-release-7.0-5.el9.noarch.rpm
# Zabbixサーバー・Web・エージェントのインストール
dnf install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-apache-conf zabbix-sql-scripts zabbix-agent
# データベース初期化後にサービスを起動
systemctl enable --now zabbix-server zabbix-agent httpd php-fpm4. ホスト登録の流れ
1
監視対象サーバーにZabbix Agentをインストール
監視対象のLinuxサーバーにzabbix-agentをインストールし、ZabbixサーバーのIPを設定する。
2
Web画面でホストを追加
Zabbix Web UIの「設定→ホスト→ホストの作成」でIPアドレス・インターフェース・テンプレートを設定する。
3
テンプレートでItemとTriggerを一括適用
「Linux by Zabbix agent」等の公式テンプレートを適用するだけで標準的な監視項目が自動設定される。
5. Slackへのアラート設定
また、Zabbix 6.0以降はSlackへの通知が標準でサポートされています。メディアタイプでSlack Webhook URLを設定し、ActionでTrigger発火時にSlack通知を設定するだけで運用チャンネルへのアラート通知が完成します。
📌 この記事のポイント
- ZabbixはHost・Item・Trigger・Actionの4つの概念を理解すれば設定できる
- 公式テンプレートを適用するだけでLinuxサーバーの標準監視が即座に完成する
- Slack Webhookとの連携でリアルタイムアラート通知を実現できる
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