Zabbixで始めるインフラ監視入門|インストールから死活監視・アラート設定まで

現場実践|インフラ監視
Zabbixで始めるインフラ監視入門
死活監視・アラート設定まで
「サーバーが落ちていることを朝イチで気づいた」——そうならないためのZabbixを使ったインフラ監視の基礎を解説します。
💡 Zabbixはオープンソースで商用利用無料のインフラ監視ツール。サーバー数十台〜数百台規模まで対応でき、国内IT現場でのシェアが高いツールです。
1. Zabbixとは
まず、Zabbixはラトビア企業Zabbix SIAが開発するオープンソースの統合監視ツールです。サーバー・ネットワーク機器・クラウドリソースのCPU・メモリ・ディスク・ネットワークトラフィックをリアルタイムで監視し、しきい値超過時にアラートを飛ばします。
2. アーキテクチャ
Zabbixサーバー
監視データを収集・処理・保存するコアコンポーネント。MySQL/PostgreSQLにデータを保存。
Zabbixエージェント
監視対象サーバーにインストールするデーモン。CPU・メモリ・プロセス等をサーバーに送信。
Webフロントエンド
ブラウザから監視ダッシュボード・グラフ・アラート設定を行うUI。
3. 主要な監視項目
| 監視項目 | しきい値の目安 | アラート例 |
|---|---|---|
| CPU使用率 | Warning: 70% / Critical: 90% | 「CPU使用率が90%を5分間超過」 |
| メモリ使用率 | Warning: 80% / Critical: 95% | 「空きメモリが5%を下回った」 |
| ディスク使用率 | Warning: 80% / Critical: 90% | 「/のディスク使用率が90%超過」 |
| 死活監視(ping) | 1回失敗でアラート | 「ホストXXXへの疎通が失敗した」 |
| ポート監視 | 接続失敗でアラート | 「ポート443への接続失敗」 |
4. アラート設定のポイント
- アラートは段階的に設定:Warning→Critical の2段階設定で「狼少年化」を防ぐ
- メール・Slack・PagerDutyとの連携:メディアタイプ設定でアラートを即時通知
- メンテナンスウィンドウの設定:作業時間中は意図的にアラートを抑制する機能を使う
- しきい値のチューニング:最初から完璧を目指さず、運用しながら調整する
5. 実務Tips
💡 テンプレートを活用して設定工数を削減
また、ZabbixにはLinux・Windows・Cisco等の標準テンプレートが用意されています。なぜなら、監視項目をゼロから設定すると膨大な工数がかかるからです。まずは標準テンプレートをそのまま適用し、運用しながら必要な項目を追加・調整することをおすすめします。
📌 この記事のポイント
- Zabbixはオープンソース・無料で数百台規模まで対応できる統合監視ツール
- アラートは2段階(Warning/Critical)設定で「狼少年化」を防ぐ
- 標準テンプレートを活用して設定工数を大幅に削減できる
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