VPNの仕組みとOpenVPN設定入門|インフラエンジニアのためのVPN基礎知識

VPNの仕組みとOpenVPN設定入門
インフラエンジニアのVPN基礎知識
リモートワーク普及でVPN需要が急増。「サイト間VPN」「リモートアクセスVPN」の違いからOpenVPNの基本設定まで、インフラエンジニアが押さえておくべきVPN知識を解説します。
💡 VPNはインフラエンジニアの必須知識。ゼロトラスト移行が進む現在でも、オンプレミスとクラウドの接続・リモートアクセスにVPNは広く使われています。
1. VPNとは
まず、VPN(Virtual Private Network)はインターネット等の公共ネットワーク上に「暗号化されたトンネル」を作り、プライベートな通信を実現する技術です。データを暗号化するため、盗聴や改ざんからデータを保護できます。
2. VPNの種類
3. VPNプロトコルの比較
| プロトコル | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| IPsec | 標準的な暗号化方式。設定が複雑だが汎用性が高い | サイト間VPN・拠点間接続 |
| OpenVPN | オープンソース。OSS版は無料。柔軟性が高い | リモートアクセスVPN |
| WireGuard | 新世代VPN。軽量・高速・設定がシンプル | 小〜中規模のVPN・コンテナ環境 |
4. OpenVPN設定の概要
- PKI(証明書)の構築:easy-rsaでCA証明書・サーバー証明書・クライアント証明書を生成する
- サーバー設定(/etc/openvpn/server.conf):使用するポート(デフォルト1194/UDP)・暗号化方式・クライアントのIPプール等を設定
- ファイアウォール設定:1194/UDPを許可し、VPNクライアントからの内部ネットワークへの転送を設定
- クライアント設定ファイル(.ovpn)の配布:CA証明書・クライアント証明書・秘密鍵を含む設定ファイルをクライアントに配布
5. AWSのSite-to-Site VPN接続
また、AWSでオンプレミスとVPCを接続する場合は「AWS Site-to-Site VPN」を使います。VGW(Virtual Private Gateway)をVPCに設置し、オンプレミスのVPN機器(Customer Gateway)との間でIPsec VPNトンネルを確立します。2本のトンネルで冗長化できます。
- VPNはサイト間(拠点接続)とリモートアクセス(個人PC接続)の2種類が主要
- OpenVPNはオープンソースのリモートアクセスVPN。PKI(証明書)の構築が必要
- AWSとオンプレの接続にはSite-to-Site VPNを使い2本のIPsecトンネルで冗長化する
よくある質問(FAQ)
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