VPNとは?インフラエンジニアが知るべきVPNの仕組みと種類を解説

VPNとは?
インフラエンジニアが知るべき仕組みと種類
「VPNって何?」「IPsecとSSL-VPNの違いは?」——インフラエンジニアが現場で必ず使うVPNの仕組み・種類・設計の考え方を解説します。
1. VPNとは
まず、VPN(Virtual Private Network)とは「インターネットなどの公衆回線上に仮想的な専用回線を作り出す技術」です。つまり、通信を暗号化して第三者から盗聴・改ざんされないセキュアなトンネルを構成します。
2. VPNの種類
| 種類 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| サイト間VPN(IPsec) | 拠点同士を常時接続する | 本社〜支社・データセンター間の接続 |
| リモートアクセスVPN(SSL) | 個人端末から社内に接続する | テレワーク・社外からの社内システム接続 |
| インターネットVPN | インターネット上にVPNを構成 | コスト重視の拠点間接続 |
| クラウドVPN(AWS VPN等) | オンプレとAWSを接続する | ハイブリッドクラウド構成の標準手法 |
3. IPsecの仕組み
また、IPsec(Internet Protocol Security)は最も広く使われるVPNプロトコルです。IKE(Internet Key Exchange)フェーズでお互いの認証と鍵交換を行い、SA(Security Association)を確立した後に暗号化された通信が始まります。
なお、CCNAでもIPsecの基礎概念は出題範囲に含まれます。つまり、AH・ESP・IKEv1/v2の違いを理解しておくことが現場でも試験でも重要です。
4. SSL-VPNの仕組み
さらに、SSL-VPNはHTTPS(443番ポート)を使うため、ファイアウォールに阻まれにくく、Webブラウザだけで利用できる利点があります。テレワーク用途では最も普及しているVPN方式です。Cisco AnyConnect・FortiClient・Pulse Secureが代表的な製品です。
5. 現場での使いどころ
- オンプレ〜AWS接続:AWS Site-to-Site VPNで本社とAWS VPCを接続するハイブリッド構成が標準的
- テレワーク環境整備:社員がどこからでも社内システムにアクセスできるSSL-VPN環境の設計・構築
- 拠点間接続:複数拠点をIPsec VPNで相互接続してWANを構成する
- VPNは暗号化・トンネリング・認証の3要素でセキュアな通信を実現する技術
- サイト間VPN(IPsec)とリモートアクセスVPN(SSL)が2大種類
- クラウド時代はAWS Site-to-Site VPNによるハイブリッド接続が標準化している
よくある質問(FAQ)
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