AWS ALB・NLB・CLBの違いと正しいロードバランサー設計

現場実践|AWSロードバランサー設計
AWS ALB・NLB・CLBの違いと正しいロードバランサー設計
「ALBとNLBどっちを使えばいいの?」——AWS Application Load Balancer(ALB)・Network Load Balancer(NLB)・Classic Load Balancer(CLB)の違いと用途別の選び方を解説します。
💡 ロードバランサーの選択ミスはパフォーマンス問題や設計の複雑化につながります。「L7(HTTP)の制御が必要ならALB・超低レイテンシ・固定IPが必要ならNLB」が基本の判断基準です。
1. 3種類のロードバランサーの比較
| ALB | NLB | CLB | |
|---|---|---|---|
| レイヤー | L7(アプリ層) | L4(トランスポート層) | L4/L7(レガシー) |
| プロトコル | HTTP・HTTPS・WebSocket | TCP・UDP・TLS | HTTP・HTTPS・TCP |
| 固定IP | 不可 | 可能(Elastic IP) | 不可 |
| ホスト/パスルーティング | 可能 | 不可 | 不可 |
| 推奨用途 | WebアプリのL7ルーティング | 超低レイテンシ・固定IP・TCP/UDP | 非推奨(レガシー) |
2. ALBの主要機能
ホストベースルーティング
api.example.com→API ECS、www.example.com→フロントエンドECSのようにホスト名でルーティング先を分ける。
パスベースルーティング
/api/*→APIサービス、/static/*→S3のようにパスでルーティング先を分けるマイクロサービスに最適。
SSL終端
ALBでHTTPS終端してバックエンドはHTTPで通信。ACM(AWS Certificate Manager)でSSL証明書を無料管理できる。
スティッキーセッション
同一クライアントのリクエストを同じターゲットに継続的に送る設定。セッション管理が必要なアプリに使う。
3. NLBが必要なケース
- 固定IPが必要な場合:NLBはElastic IPを付与できるため「接続元のホワイトリストIPを教えてほしい」という要件に対応できる
- UDP通信が必要な場合:DNS・VoIP・ゲームサーバー等のUDPプロトコルはNLBが必要
- 極低レイテンシが必要な場合:NLBはL4レベルの処理なのでALBより低レイテンシ
📌 この記事のポイント
- WebアプリのHTTPルーティングにはALB・固定IP必要またはTCP/UDPプロトコルにはNLBを選ぶ
- ALBのホストベース・パスベースルーティングでマイクロサービスの入口を一元管理できる
- ACM証明書をALBに設定するとHTTPS化が無料で簡単に実現できる
よくある質問(FAQ)
Q. AWS ALB・NLB・CLBの違いと正しいロードバランサー設計を学ぶ上で、前提知識は何が必要ですか?
基本的なネットワーク知識(IP・サブネット・ルーティングの概念)とLinuxコマンドの基礎があると学習が進めやすいです。CCNA・LinuC Level1程度の知識があれば十分です。クラウド自体はGUIで操作できるため、プログラミングの知識がなくても始められます。
Q. AWS ALB・NLB・CLBの違いと正しいロードバランサー設計の資格取得にはどのくらいの費用がかかりますか?
AWS・Azure・GCPともに試験費用は15,000〜30,000円程度です。学習教材としてUdemyのオンライン講座(セール時2,000〜3,000円)と公式ドキュメント(無料)の組み合わせが費用対効果が高いです。ハンズオン練習のクラウド利用料は月2,000〜5,000円程度見ておくとよいでしょう。
Q. クラウド系のスキルは将来性がありますか?
クラウド関連スキルの将来性は非常に高いです。企業のクラウド移行は今後も続き、2026年現在でもAWS・Azure認定資格保有者の需要は旺盛です。フリーランス市場でもクラウドエンジニアの単価は月80〜120万円と高水準で、今から学ぶ価値は十分あります。
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本記事はRoute Bloom編集部が各ベンダー公式ドキュメント・エンジニア監修をもとに作成しています。インフラ・クラウド構築は環境により異なります。本番環境への適用前に必ずテストを実施してください。情報の正確性には万全を期していますが、最新情報は各公式ドキュメントをご確認ください。
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