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転職ガイド|技術面接対策

インフラエンジニアの面接でよく聞かれる技術質問20選
回答例付き

インフラ系の技術面接で頻出の質問20選と回答のポイントを現役IT講師が解説。ネットワーク・Linux・クラウド別に対策します。

読了目安:約15分更新日:2026年3月
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この記事の核心:技術面接は「正解を言う場」ではなく「思考プロセスを見せる場」。わからない問題でも「わからないが、〇〇だと推測される理由は」と話せることが評価されます。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有AzureFundamentals 保有SES現場を複数経験現役IT講師

インフラエンジニアの面接準備を多数指導してきた立場から解説します。

技術質問の多くは、提出済みのスキルシートの記載内容を起点に深掘りされます。書類側の準備はインフラエンジニアのスキルシートの書き方で解説しています。また、そもそも開発とインフラのどちらを主軸にするか迷っている方はプログラミングとインフラ、どっちを学ぶべきかもあわせてご覧ください。

本記事は技術質問への回答例に絞った内容です。SES転職面接と案件面談の違い・未経験者と経験者で異なる想定質問・逆質問の実例・面接前日と当日のチェックリストなど、面接対策全体の流れを知りたい方は姉妹記事「インフラエンジニアの面接対策|現役講師が教えるよくある質問と回答の鍵」をご覧ください。

1. ネットワーク系でよく聞かれる質問

Q. OSI参照モデルの7層を説明してください
また、第1層(物理)〜第7層(アプリケーション)の各層の役割と代表的なプロトコルを説明できるようにしておきます。特に第3層(ネットワーク/IP)・第4層(トランスポート/TCP・UDP)は重点的に準備。
Q. TCPとUDPの違いは何ですか?
なお、TCPは「信頼性のある・コネクション型」プロトコルで、3ウェイハンドシェイクで接続を確立します。UDPは「信頼性より速度優先・コネクションレス型」で、動画ストリーミング・DNSに使われます。
Q. デフォルトゲートウェイとは何ですか?
また、同一ネットワーク外への通信を送る際に最初に転送するルーターのIPアドレスです。パケットの出口となる機器を指します。
Q. サブネットマスク・CIDR表記とは何ですか?
サブネットマスクは、IPアドレスのうちどこまでがネットワーク部でどこからがホスト部かを示す値です。CIDR表記(例:192.168.1.0/24)は、ネットワーク部のビット数をスラッシュの後ろに付けて表す書き方で、/24なら上位24ビットがネットワーク部という意味になります。面接では「/24は255.255.255.0と同じ」「ホストアドレスは2の(32-24)乗-2=254個」まで説明できると評価されやすいです。
Q. スタティックルーティングとダイナミックルーティングの違いは何ですか?
スタティックルーティングは管理者が手動で経路情報を設定する方式で、小規模・変化の少ないネットワークに向きます。ダイナミックルーティングはOSPF・EIGRP・BGPなどのルーティングプロトコルがルーター間で経路情報を自動交換し、トポロジ変化に応じて経路を更新する方式です。大規模・冗長構成のネットワークではダイナミックルーティングが基本になります。
Q. VLANとは何ですか?なぜ必要ですか?
VLAN(Virtual LAN)は、物理的な配線構成に関係なく、スイッチ上で論理的にネットワークを分割する技術です。部署・用途ごとにブロードキャストドメインを分離できるため、セキュリティの向上・ブロードキャストトラフィックの削減・柔軟なネットワーク設計が可能になります。「なぜ物理的に分けずにVLANを使うのか」まで説明できると理解の深さが伝わります。
Q. DNSの名前解決の流れを説明してください
クライアントがまずキャッシュ(自PC・スタブリゾルバ)を確認し、なければ設定されたDNSキャッシュサーバー(フルサービスリゾルバ)に問い合わせます。キャッシュサーバーは自身にキャッシュがなければルートDNSサーバー→TLDサーバー→権威DNSサーバーの順に再帰的に問い合わせ、最終的にIPアドレスを取得してクライアントに返します。「再帰的問い合わせ」と「反復的問い合わせ」の違いも押さえておくと深掘り質問に対応できます。

2. Linux系でよく聞かれる質問

Q. パーミッション「755」の意味を説明してください
なお、755は「rwxr-xr-x」を表します。所有者は読み取り・書き込み・実行の全権限。グループと他のユーザーは読み取りと実行のみです。
Q. プロセスが止まらない場合どう対処しますか?
また、まず「ps aux | grep [プロセス名]」でPIDを確認。「kill -9 [PID]」で強制終了します。それでも止まらない場合はシステムログを確認して原因を調査します。
Q. サーバーが重い(負荷が高い)ときの調査手順を教えてください
まず「uptime」または「top」コマンドでロードアベレージを確認し、CPU・メモリ・I/Oのどこがボトルネックかを切り分けます。CPU使用率が高ければ「top」でプロセス単位の使用率を確認、メモリならば「free -h」、ディスクI/Oならば「iostat」を使います。ロードアベレージはCPUコア数と比較して「コア数を大きく超えているか」で深刻度を判断する、という考え方まで説明できると評価が上がります。
Q. ディスク容量は十分なのにファイルが作成できないことがあります。原因は何が考えられますか?
inode(ファイルの管理情報を格納する領域)の枯渇が典型的な原因です。「df -h」で容量に余裕があっても、「df -i」でinode使用率を確認すると100%に近いケースがあります。小さなファイルを大量に作成するアプリケーション(ログ・キャッシュファイルなど)でよく発生するため、不要なファイルの削除やinode数の多いファイルシステムへの再設計が対策になります。
Q. cronの書式を説明してください
cronの書式は「分 時 日 月 曜日 コマンド」の5フィールドで構成されます。例えば「0 3 * * * /path/to/script.sh」は毎日午前3時0分にスクリプトを実行する設定です。「*」はワイルドカードで「毎回」を意味し、「*/5」のような書き方で「5分ごと」も表現できます。crontab -e で編集、crontab -l で確認するコマンドも合わせて押さえておきましょう。
Q. systemctlコマンドでサービスの状態を確認・操作する方法を教えてください
「systemctl status [サービス名]」で稼働状況を確認、「systemctl start/stop/restart [サービス名]」で起動・停止・再起動、「systemctl enable [サービス名]」でOS起動時の自動起動を有効化します。障害対応の場面では、まずstatusでエラーの有無を確認し、「journalctl -u [サービス名]」で詳細ログを追う、という流れを説明できると実務経験が伝わります。

3. クラウド系(AWS)でよく聞かれる質問

Q. AWSのVPCとは何ですか?
VPC(Virtual Private Cloud)は、AWSアカウント内に作成する論理的に分離された仮想ネットワークです。CIDRブロックでIPアドレス範囲を指定し、その中にパブリック/プライベートのサブネットを配置して、インターネットゲートウェイ・NATゲートウェイ・ルートテーブルでトラフィックを制御します。オンプレミスのネットワーク設計経験があれば、「VPC=クラウド上の自社ネットワーク」という説明の仕方が伝わりやすいです。
Q. セキュリティグループとネットワークACLの違いは何ですか?
セキュリティグループはインスタンス(ENI)単位で適用されるステートフルなファイアウォールで、許可ルールのみ設定でき、戻りの通信は自動的に許可されます。ネットワークACLはサブネット単位で適用されるステートレスなファイアウォールで、許可・拒否の両方を明示的に設定でき、戻りの通信も別途ルールが必要です。「サブネット全体を制御したいならNACL、インスタンス単位で細かく制御したいならセキュリティグループ」という使い分けが基本です。あわせて攻撃を検知する側の仕組みを不正アクセス検知の基本と仕組みで押さえておくと、セキュリティ関連の質問に厚みのある回答ができます。
Q. IAMのユーザーとロールの違いを説明してください
IAMユーザーは特定の人やアプリケーションに紐づく恒久的な認証情報(パスワード・アクセスキー)を持つ主体です。IAMロールは特定の主体に紐づかず、必要なときに一時的な認証情報を引き受ける(Assume Role)仕組みで、EC2やLambdaなどのAWSリソースに権限を付与する際に使われます。最小権限の原則に基づくと、恒久的な認証情報を持つユーザーよりも、必要な時だけ一時的に権限を引き受けるロールの活用が推奨されます。
Q. オートスケーリングとは何ですか?
Auto Scaling は、CPU使用率などのメトリクスに応じてEC2インスタンスの台数を自動的に増減させる機能です。トラフィック急増時に自動でインスタンスを追加(スケールアウト)し、負荷が下がれば削減(スケールイン)することで、可用性とコスト効率を両立します。最小・最大・希望インスタンス数を設定するAuto Scaling グループと、ELB(ロードバランサー)を組み合わせて使うのが一般的な構成です。
Q. AWSのマルチAZ構成とは何ですか?
マルチAZは、同一リージョン内の複数のアベイラビリティーゾーン(独立した電源・ネットワークを持つデータセンター群)にリソースを分散配置し、1つのAZで障害が発生してもサービスを継続できるようにする構成です。RDSのマルチAZ配置では、スタンバイ側への同期レプリケーションと自動フェイルオーバーが提供されます。可用性向上が目的であり、読み取り性能の向上が目的のリードレプリカとは役割が異なる点も面接でよく確認されます。
Q. EBSとS3の違いは何ですか?
EBS(Elastic Block Store)はEC2インスタンスにアタッチするブロックストレージで、OS・データベースのデータ領域など、低レイテンシで頻繁に読み書きするデータに向きます。S3(Simple Storage Service)はオブジェクトストレージで、インスタンスへのアタッチは不要、HTTPS経由でアクセスするAPIベースのストレージです。バックアップ・静的ファイル・ログアーカイブなど、大容量かつ耐久性重視のデータに向いています。「ブロックストレージ=OS配下で使う」「オブジェクトストレージ=APIでアクセスする」という違いを押さえておきましょう。
Q. クラウドのコスト最適化について、基本的な考え方を教えてください
代表的なアプローチとして、①不要なリソースの停止・削除(開発環境の夜間停止など)、②リザーブドインスタンス・Savings Plansによる長期利用の割引活用、③ワークロードに応じた適切なインスタンスサイズの選定(過剰スペックの是正)、④オートスケーリングによる需要に応じたリソース調整、の4つが基本です。「コスト最適化=我慢して使わない」ではなく「使い方を設計で最適化する」という視点で説明できると評価が上がります。
📌 この記事のポイント
  • ネットワーク7問・Linux6問・クラウド7問の合計20問を、頻出領域からバランスよく厳選
  • 「わからない問題でも思考プロセスを話せること」が評価される
  • ネットワーク・Linux・クラウドの3分野を均等に準備することが重要

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たから
フリーランスIT講師/エンジニア。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900//サーティファイC言語/情報処理技術者 ◆サイドビジネス:アパレル事業/複数のWEBメディアを運営