CCNPの取り方と勉強方法|ENCOR(350-401)の難易度と学習計画

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CCNPの取り方・勉強法|ENCOR(350-401)を現役IT講師が徹底解説
CCNA取得後の次のステップ。CCNPの難易度・試験構成・勉強期間・おすすめ教材を現場14年のIT講師が本音で解説します。
📋 この記事でわかること
ENCOR 350-401
★★★★☆
4〜6ヶ月
約70,000円
3年
📚 目次
CCNPとは?CCNAとの違い
CCNPはCisco Certified Network Professionalの略で、シスコシステムズが認定するプロフェッショナルレベルの資格です。CCNAがネットワークの基礎を証明するのに対し、CCNPは設計・構築・トラブルシューティングまで対応できる上位スキルを証明します。
CCNAの範囲に不安が残る場合は、CCNA試験の難易度と未経験からの合格戦略で基礎の抜けを確認してからCCNPに進むと学習効率が上がります。
| 項目 | CCNA | CCNP Enterprise |
|---|---|---|
| レベル | アソシエイト | プロフェッショナル |
| 試験数 | 1科目 | 2科目(コア+コンセントレーション) |
| 前提条件 | なし | なし(ただしCCNA相当知識が必要) |
| 勉強期間目安 | 2〜4ヶ月 | 4〜6ヶ月 |
| 受験料 | 約45,000円 | 約70,000円(コア)+約50,000円(コンセントレーション) |
| 年収への影響 | +30〜50万円程度 | +50〜100万円程度 |
💡 現役講師からのコメント
CCNAとCCNPの最大の違いは「深さ」です。CCNAはルーティング・スイッチングの仕組みを理解するレベルですが、CCNPは大規模ネットワークの設計や障害切り分けができるレベルが求められます。現場での市場価値が大きく変わる資格です。
試験構成:コア+コンセントレーション
CCNPは「コア試験」と「コンセントレーション試験」の2科目で構成されています。
コア試験(必須)
ENCOR 350-401(Implementing Cisco Enterprise Network Core Technologies)
すべてのCCNP Enterprise受験者が必ず受けるコア試験。デュアルスタック(IPv4/IPv6)、仮想化、インフラ、ネットワーク保証、セキュリティ、オートメーションが出題範囲です。
⚠️ 【鮮度情報】ENCORはv1.2に更新済み(2026年3月19日〜)
ENCORは2026年3月19日付でv1.1からv1.2に更新されており、出題範囲からワイヤレス分野が除外されています。2026年3月18日以前に学習を始めた方は、手持ちの教材が旧バージョン(ワイヤレス項目を含む)である可能性があるため、Cisco公式の最新試験ブループリントで出題範囲を必ず確認してください。
コンセントレーション試験(1科目選択)
- ENARSI 300-410:高度なルーティング・サービス(BGP・OSPF・VPN)
- ENSDWI 300-415:SD-WAN(Software-Defined WAN)
- ENWLSD 300-420:ワイヤレスネットワーク設計
- ENWLSI 300-430:ワイヤレス実装
- ENAUT 300-435:ネットワーク自動化(Python・Ansible)
💡 どのコンセントレーションを選ぶべきか?
インフラエンジニアとして現場キャリアを積みたいならENARSI(300-410)が最もキャリアに直結します。BGP・OSPF・VPNは企業ネットワークの設計で頻出であり、転職市場での評価も高いです。
コンセントレーション試験の難易度比較とおすすめの選び方
5つのコンセントレーション試験は、出題範囲もキャリアの活かし方も大きく異なります。ENCORとの体感難易度差・おすすめ対象者を整理しました(難易度は現場・受講生の声をもとにした目安であり、個人の得意分野により感じ方は変わります)。
| コンセントレーション | ENCOR比の体感難易度 | おすすめ対象者 |
|---|---|---|
| ENARSI(300-410) | やや高い(ルーティングプロトコルの深掘り) | ネットワーク設計・構築を主戦場にしたいインフラエンジニア |
| ENAUT(300-435) | ENCORと同程度〜やや高い(Python・APIの前提知識が必要) | Pythonでの自動化・ネットワークプログラマビリティに関心がある方(”ccnp python”で検索する層はここが該当) |
| ENSDWI(300-415) | 中程度(SD-WAN特有の概念習得が中心) | SD-WAN案件・マルチクラウド接続案件に関わりたい方 |
| ENWLSD/ENWLSI(300-420/300-430) | 中程度(無線特有の物理知識が必要) | ワイヤレスネットワークの設計・構築を専門にしたい方 |
なお、セキュリティ領域を主軸にしたい場合は、CCNP EnterpriseではなくCCNP Security(コア試験:SCOR 350-701)という選択肢もあります。SCORはネットワークセキュリティ・クラウドセキュリティ・エンドポイント保護など出題範囲が大きく異なるため、「ネットワーク設計を極めたい」ならEnterprise、「セキュリティ専門性を積みたい」ならSecurityと、キャリアの方向性で選ぶのが基本です。
難易度と勉強期間の目安
CCNA保有者の場合の勉強期間目安
- 現役エンジニア(実務経験あり):3〜4ヶ月(1日1〜2時間)
- SES運用監視フェーズ:5〜6ヶ月(1日1〜2時間)
- 未経験・学習専念:CCNA先取得を強く推奨
科目別の時間配分やロードマップの引き方は、CCNP勉強法とロードマップ|必要な勉強時間の目安でより細かく整理しています。
⚠️ CCNP受験前に確認してほしいこと
CCNPはCCNAの知識が前提です。OSPF・EIGRP・BGPの基礎やVLAN・STPの仕組みをしっかり理解していない状態で挑むと、学習効率が著しく下がります。CCNAで曖昧だった部分を復習してから着手しましょう。
おすすめ教材・勉強法
- 1公式テキスト(Cisco Press)
ENCOR対応の英語テキストが最も信頼性が高い。日本語版は「徹底攻略 CCNP Enterprise」シリーズが参考になります。ただし出題バージョンとの対応を必ず確認してください。 - 2Cisco公式ラーニング(CiscoU)
Cisco Uのオンラインコースは動画で体系的に学べます。英語ですが図解が豊富で理解しやすく、公式情報なので試験との乖離がありません。 - 3Packet Tracer・GNS3での実機演習
CCNPはコマンドレベルの理解が問われます。実機シミュレーターでBGPのネイバー設定・OSPFエリア設計・VPN構築を実際に手を動かして覚えることが合格への近道です。 - 4模擬試験(Boson ExSim)
CCNP対策では英語の模擬試験「Boson ExSim」が定番。本試験に近い難易度と解説の充実度が群を抜いています。仕上げ段階で活用しましょう。
月別学習スケジュール(4ヶ月プラン)
| 期間 | 内容 | 目標 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | CCNA知識の復習・ENCORの出題範囲把握・テキスト前半(アーキテクチャ・仮想化) | 試験の全体像を掴む |
| 2ヶ月目 | ルーティング(OSPF・EIGRP・BGP)・スイッチング・STP深掘り・Packet Tracer演習 | コア技術の理解定着 |
| 3ヶ月目 | セキュリティ・SD-Access・QoS・ネットワーク保証・自動化(Python基礎) | 出題範囲の網羅 |
| 4ヶ月目 | 模擬試験(Boson)繰り返し・弱点補強・本番環境に近い時間配分での演習 | 合格圏への引き上げ |
CCNPを他の資格と比べてどの時期に置くべきかは、キャリア目標別の資格ロードマップで全体像を確認できます。
合格するためのポイント3つ
① BGPは「原理」から理解する
ENCORで多くの受験者が苦戦するのがBGPです。暗記ではなく「なぜこのコマンドが必要か」という原理から理解することで応用問題にも対応できます。AS間の経路制御・ルートリフレクターの概念は特に丁寧に学びましょう。
② 自動化分野(Python・REST API)は後回しにしない
近年のCCNPはネットワーク自動化の比重が増えています。PythonでのNetconf/RESTCONF操作、Ansibleの基礎概念は避けて通れません。苦手意識があっても早期から少しずつ触れておくことが重要です。
③ コンセントレーション試験は実務と連動させる
ENARSIを選ぶ場合、現場でBGPやMPLS-VPNを扱う案件に入れると学習効率が大幅に上がります。SES案件の選択段階から意識しておくと、資格学習と実務経験の相乗効果が生まれます。
CCNP取得後のキャリア
CCNPを取得すると、SESの単金や転職市場での評価が大きく変わります。
- SES単金の目安:月額60〜80万円以上(CCNP保有のインフラエンジニア)
- 設計・構築案件へのアサインがしやすくなる
- ネットワークエンジニアとして正社員採用の選択肢が広がる
- フリーランス独立時の武器として大きなアドバンテージ
- さらなる上位資格(CCIE・AWS SAA/SAP)への足がかりになる
ネットワークに加えてLinuxの資格も押さえておくと、構築・運用案件で対応できる範囲が広がります。どちらを選ぶかはLinuCとLPICの違いと選び方を参考にしてください。
💡 CCNP後はクラウドとの掛け合わせが最強
CCNP(ネットワーク)+AWS SAA(クラウド)の組み合わせは、現在の市場で最も需要が高いスキルセットの一つです。インフラからクラウドに移行する案件で即戦力として活躍できます。
よくある質問
CCNPへの挑戦を、一緒に考えます
「自分のレベルでCCNPは現実的か」「どのコンセントレーションを選ぶべきか」など、個別の状況に合わせた相談に対応しています。2026年7月よりフリーランス講師として個人サポートも開始予定です。
キャリア相談
オンライン対応
資格取得後のキャリアに、AI活用という選択肢を
資格取得の先に現場でのIT効率化を任される場面が増えます。職場のルーティン業務にAIをどう組み込めるか、無料のセルフ診断(4問・約3分)でヒントが得られます。
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