現場実践|AWSnAT GW・IGW設計

NAT GatewayとInternet Gatewayの違い|AWSのインターネット接続設計を正しく理解する

「NAT GWとInternet Gatewayって何が違うの?」「プライベートサブネットからインターネットに出たい」——AWSのInternet Gateway・NAT Gateway・パブリックサブネットとプライベートサブネットの通信の仕組みを解説します。

読了目安:約15分更新日:2026年4月

💡 IGWとNAT GWの違いを理解することはAWS VPC設計の基礎。「外から中に入れる(IGW)」と「中から外に出る(NAT GW)」という方向性の違いが設計の根幹です。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有SES現場を複数経験

AWS VPC設計・ネットワーク設計を多数担当してきた立場から解説します。

1. Internet GatewayとNAT Gatewayの役割

Internet Gateway(IGW)NAT Gateway
役割VPCをインターネットに接続するゲートウェイプライベートサブネットからのインターネット向け通信をNATする
通信の方向双方向(外→内・内→外どちらも可能)内→外のみ(外からの接続は不可)
設置場所VPCにアタッチ(VPCに1つ)パブリックサブネットに設置
コスト無料時間課金+データ処理料金(高め)
使用サブネットパブリックサブネット(IGWへのルートがあるサブネット)プライベートサブネット(アプリ・DBサーバー)

2. パブリックとプライベートサブネットの通信フロー

パブリックサブネットに配置したEC2はIGW経由で直接インターネットと通信できます。一方、プライベートサブネットのEC2はインターネットと直接通信できませんが、NAT GWを経由することで「内→外」の通信(パッケージのyumインストール・外部APIへのアクセス)が可能になります。外部からプライベートサブネットのEC2には直接アクセスできないため、セキュリティが高まります。

3. NAT GatewayのコストとEgress Only IGWの代替

  • NAT GWのコストに注意:NAT GWは東京リージョンで1時間あたり約0.062USD+処理データ1GBあたり約0.062USDかかる。24時間稼働で月約4,500円/台の固定費が発生する
  • IPv6環境ではEgress Only IGW:IPv6環境では「内→外のみ」の通信にEgress Only Internet Gatewayを使う。NAT GWより安い
  • NAT Instanceという選択肢:コスト削減のためにNAT GWの代わりにNAT Instanceを使うことも可能だが、管理コストが増えるため小規模環境のみに限定する
📌 この記事のポイント
  • IGWは双方向・無料でVPCをインターネットに接続。NAT GWは内→外のみ・有料でプライベートサブネットからの外部アクセスを実現
  • NAT GWは月約4,500円/台の固定費が発生。コスト意識が必要な場合はNAT Instanceも選択肢
  • プライベートサブネットのEC2はNAT GW経由でのみインターネットに出られる。外部からの直接アクセスは不可

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たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:アパレル事業/複数のWEBメディアを運営