現場実践|AWSNoSQLデータベース

Amazon DynamoDB入門|NoSQLデータベースの設計とRDSとの使い分け

「DynamoDBって何?RDSと何が違うの?」——Amazon DynamoDBのキー設計・テーブル設計・GSI・キャパシティモードとRDSとの使い分け基準を解説します。

読了目安:約18分更新日:2026年3月

💡 DynamoDBはサーバーレスのNoSQLデータベース。「大量のシンプルなアクセス・ミリ秒レベルの低遅延・スキーマレス」という特徴でRDBMSが苦手なユースケースを解決します。

この記事を書いた人
現役ITエンジニア・IT講師(経験14年)
CCNA・CCNP 取得LPIC-1 保有SES現場を複数経験

DynamoDBを使ったアプリケーション設計・Lambdaとの組み合わせを複数案件で担当してきた立場から解説します。

1. DynamoDBとRDSの使い分け

DynamoDB(NoSQL)RDS MySQL/Aurora
データ構造スキーマレス・キーバリュー・ドキュメント型スキーマ固定・テーブル・リレーショナル
スケーリング無限に自動スケール(サーバーレス)インスタンスサイズに依存
クエリ主キー・GSIのみ(JOINは不可)複雑なSQLクエリ・JOIN・集計が得意
最適なユースケースユーザーセッション・ゲームランキング・IoTデータECシステム・在庫管理・複雑な集計が必要な業務系

2. パーティションキーとソートキーの設計

DynamoDBのテーブル設計で最重要なのはパーティションキー(PK)とソートキー(SK)の設計です。「ユーザーセッション管理」であればPK=user_id・SK=session_idのような設計になります。アクセスパターンを先に定義してからキー設計を行うことがDynamoDB設計の鉄則です。

3. GSI(グローバルセカンダリインデックス)

DynamoDBはプライマリキー以外のアクセスパターンにGSIを使います。例えば「注文テーブルをorder_idで取得する他に、customer_idで注文一覧を取得したい」場合はcustomer_idをPKとするGSIを作成します。GSIはテーブルごとに最大20個まで作成でき、追加の費用がかかります。

4. オンデマンドとプロビジョニングモードの選択

  • オンデマンドモード:リクエスト数に応じた従量課金。トラフィックが予測しにくいアプリケーションやスタートアップに最適
  • プロビジョニングモード:読み取り・書き込みキャパシティを事前に設定。トラフィックが安定している場合はオンデマンドより安くなる
  • Auto Scaling:プロビジョニングモードにAuto Scalingを設定してトラフィック変動に自動対応させることが本番環境の標準
📌 この記事のポイント
  • DynamoDBはJOIN不要・大量単純アクセス・低遅延・スキーマレスのユースケースに最適
  • DynamoDB設計の鉄則はアクセスパターンを先に定義してからPK・SK・GSIを設計する
  • スタートアップ・予測困難なトラフィックにはオンデマンドモード、安定トラフィックにはプロビジョニング+Auto Scalingを選ぶ

よくある質問(FAQ)

Q. Amazon DynamoDBについて、初心者がまず取り組むべきことは何ですか?
まずは全体像を把握することから始めましょう。基本的な概念を理解した上で、実際に手を動かして試すことが重要です。理論と実践を組み合わせることで、より深い理解が得られます。
Q. Amazon DynamoDBを学ぶのにおすすめのリソースはありますか?
公式ドキュメントが最も信頼性が高く、Udemyの動画講座(セール時2,000〜3,000円)は体系的に学ぶのに最適です。実際に手を動かすハンズオン練習を並行して行うことで、知識の定着率が大幅に上がります。
Q. Amazon DynamoDBのスキルは転職・キャリアアップに役立ちますか?
現在のIT業界では、この分野のスキルを持つエンジニアへの需要は高い水準にあります。継続的なスキルアップと資格取得を組み合わせることで、市場価値をさらに高めることができます。

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たから
サラリーマンをしながら開業して経営やってます。 今年、本業で独立・別事業を起業予定です。 ◆経験:IT講師/インフラエンジニア/PM/マネジメント/採用/運用・保守・構築・設計 ◆取得資格:CCNA/CCNP/LPIC-1/AZ-900/FE/サーティファイC言語 ◆サイドビジネス:アパレル事業/複数のWEBメディアを運営